バックレイ級と同じ船体にディーゼル電気推進機関を搭載し、DE-99カノンを筆頭に72隻が建造され、戦後日本をはじめ各国に供与されたりもした護衛駆逐艦。
船団護衛などが主な任務で、日本の同様任務をもつ松型駆逐艦に比べると、速力こそ21ノットと劣るものの、強力な対潜装備や距離に応じた各種対空火器、搭載レーダー・ソナーなどの性能で優れ、さらに建造数で圧倒的な差があった。

 

 

 

 
  カノン級護衛駆逐艦です。某泣きゲーとはつづりが決定的に違うので(cannonとKanon)何の関係もありません。多分、いや絶対。
このキットはピットロードからでています。他の護衛駆逐艦とかと同じ金型で多少の問題があるのかもしれませんが、モールドもシャープだし、おまけに2隻入り。それを、手すりのエッチングパーツや極細パイプ、プラ版、汎用メッシュ等使って手を入れてみました。製作期間はかれこれ二週間位かな。
さすがにいつまでもミスった錨なしの写真を出しておくわけにもいかないので、初出の写真はかなり差し替えました。ただ写真的には以前のものの方が雰囲気出ているような気もするんですけどねえ。
 

 

 

 
  斜め上から。甲板と船体をきちんと塗り分けたのですが、写真だとさっぱりです。すんごい苦労したのになあ。イメージ的には戦後(現用)仕様の塗装かな。
ちなみに煙突も開口したんですがわかります?
 

 

 

 
  正面より。月と雲とカノン級。
海の色から多分南方方面(笑)。
 

 

 

 
 

それにしても護衛駆逐艦とはいえ船体幅は広く、艦橋も立派な構造物で、良く言えば余裕のある、悪く言えば金持ち国の船だなと感じます。
というわけで、較べりゃ分かる艦船編(笑)、上から松型駆逐艦とカノン級、丁型海防艦を並べてみました。
幅の差なんか一目瞭然ですね。

 

 

 

 
 

比較その2。松型駆逐艦はともかく、丁型海防艦なんか2/3程の全長しかありません。
とはいえ対空装備の配置などは、戦訓からかどちらもほぼ一致しているようです。

 

 

 

 
  そんなわけでカノン級でした。
このキットで困ったのは、ヘッジホッグのカバーがでかすぎて、削らないとうまくつけられなかったことと、最後に艦上構造物をつけるときに、きつきつで入れるのに大変苦労したことです。完成間近でじらされてしまったので、まったくやきもきしました。あとは3インチ砲をパイプに差し替えた為か、機銃類が大きく感じてしょうがなかったことかな。とはいえMG作例みたいに機銃まで取り替えてたら、いつまでたっても完成しなくなるので気にしないことにしましたが。
 

 

 

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