長らく決定版的なプラキットが出ていなかった改松型（橘型・改丁型）のキットとして、2004年末にピットロードから橘が発売されました。それなりに橘型にこだわってきた当サイトとしては作ってみない手はないだろうということで、早速ほぼ全くの素組み（ピンバイスで穴開けた程度）で組んでみました。

というわけで、速度優先の旗ざおすらあえて換えていない素組み＆箱の裏の指示塗装です。が、砲塔付近など良く出来ていますし、改造で資料とにらめっこして苦労した私にとっては素組みでも十分に魅力的です。艦橋のアップはこちら。主砲のアップはこちら。

斜め上より。箱の裏指示だとリノリウム塗装なんですが、この時期のでリノリウムってホントの所どうなんでしょうね。実は決定的な資料とかあるのかな？

艦橋斜め後方より。
基本的に組みやすいキットでしたが、艦橋後ろから煙突に伸びてる配管が付けづらかったです。あと煙突の上のカバーが削らないと絵や図面の形にならなくて、ちょっと面倒でした。

艦後方から。ちゃんとトランザムターンしてるよ！＞当たり前。でもこの当たり前が嬉しいのです・・・。
モールドは実にしっかりしています。後部付近拡大図はこちら。

ほぼ素組み比較その１。左よりフジミ、ピット、タミヤ。意外にピットのものは幅が広く感じましたね。タミヤのがスマートなのかな？

比較その２。一部後ろ切れているのは撮影のミスですすいません。
いやもうなんというか、出してくれて嬉しいの一言に尽きるのですが、どういうわけかこのキット、フジミのみたいにありえなかった艦名や艦隊番号名のデカールが入っています。ただしちゃんと注意書きが書かれていて、デフォルトではそのデカールは使用しないようになっています。架空の艦名デカール入っていても、一言書いてあるだけで受ける印象がだいぶ異なるものですね。