遥かなる艦船ちゃんアーカイブス
〜 沖縄プチ旅行時の戦跡・見学施設等忘備録 第32軍司令部壕跡(首里城内)、対馬丸記念館、嘉数高台公園(トーチカ・陣地壕・米軍普天間基地を一望)、海軍壕公園(旧海軍司令部壕)、平和祈念資料館、ひめゆりの塔 〜写真一覧
2023年11月のほんの数日、沖縄旅行に行ってきました。これはその時の限られた自由時間でまわった戦跡や記念館などの写真等個人的記録です。
てか、2024年冬の某アズ動画特番で、今後沖縄ツアーやるとか言っているのを見て、そういや俺、去年沖縄行って戦跡少し見てきたよと思い出す有様で、
暇とお金とやる気が揃わないと、なかなか自己満足すら出来ないなと痛感、これもちょっと休みが出来たから、このAI時代に手打ちで入力してる状態です。
動画とか定期的に作ってアップしている人って、収入も期待できるとはいえ兼業でやってたらなかなか凄いと思います。
いまや現地で撮った写真や動画を、現地でツイッターなり動画サイトなりSNSにアップできる時代に、わざわざ作成に時間のかかる手打ちな感じのHTMLな個人サイトで公開するのってどうよと相変わらず思いつつ、例によって忘備録的に写真と感想を載せておきます。
公式はじめ役立つ資料や詳細は、各自検索してそちらで見て下さい(でも最近のググる先生の検索、結構クソってのがどこかでも言われてて、やっぱりそうだよなーと再確認するも、代わりがなかなか見つからず(^^;)
なお、ここのはあくまでぷーかん個人の行動記録の一部に過ぎず、資料的価値や各権利者等の権利侵害を意図したものではありません。
問題のあるものについては適時削除します。
撮影・項作成者:ぷーかん
2024.2.29公開
第32軍司令部壕跡は、普通に首里城観光をする感じで行けば見られる所にあります。首里城の公園内にある感じ。 とはいえ、そこそこ広い園内で、矢印看板とかあるけどメインルートからはちょい外れている所でした。 |
少し近づいた所。 |
解説の案内板。 |
別角度。 |
どれだけ時間が経ったのかを感じさせる植物の根。 |
園内の別の所にも、壕の跡らしき場所がありました。 |
そこから5分〜10分も歩かない所に、あの2千円札の門があるんですけどね。 |
その日の昼飯は園内の食堂でよもぎの沖縄そばセット。味は場所柄そこそこでしたが、注文後にどかっと中国人団体観光客がなだれ込み、待てど暮らせど注文の品が来ないという事態に遭遇しました。逞しいというか厚かましいというか、いやー、アフターコロナだなぁ・・・。 |
その後、対馬丸記念館に移動。駅からはちょい距離があり、駐車場は要問合せ、あるいは周辺のコインパーキングに停める、という所のようで、微妙な行きづらさはあるかも?。これは入り口の看板。当時の表記はこうだったのですね>対馬 |
対馬丸はまだ引き揚げ等の詳細な調査はされていないようで、この記念館には対馬丸に乗っていた人達の証言や、その関係者およびその当時の関連物の展示が主になっていました。これは慰問袋に入っていた当時の子供が描いた軍艦や飛行機の図で、その返信の文も展示されていました。 2024年2月現在、ウクライナやパレスチナの紛争地域で非戦闘員に対して起こっている状況が、自分自身と間違いなく繋がっている、かつての日本の日本人に起きていた事とリンクして、なんというか戦跡的なものは無いのですが、大変、心に響きました。 あと、対馬丸のアニメ映画を昔見た記憶がありまして、その絵を利用したフイルムブックな絵本が置いてありました。はだしのゲンとかと一緒で、幼少期のこういうマンガ絵のがきっかけで、大人になっても覚えていたのでしょうね。 |
対馬丸記念館の裏は公園になっていて、いくつかの記念碑などがありました。 |
翌日はレンタカーを借り、那覇からまずは嘉数高台公園(宜野湾市)へ向かいました。 ぱっと見はどこにでもありそうな、地元の人がランニングしたり日向ぼっこや世間話をしているような公園でしたが、園内入るとすぐに、弾痕の跡とその案内看板がありました。 |
説明の案内板。 |
弾痕の拡大図。 |
そこを通って階段を登っていくと、途中にトーチカ・陣地壕案内の看板がありました。まずは横道にそれて陣地壕へ。 |
陣地壕。正直なんだかよく分からない・・・。 |
陣地壕の案内板がありました。 |
階段まで戻り、上まで登って振り返るとこんな景色。結構高いです。 |
その先のちょい降りた所にトーチカ跡がありました。 |
正面からの図。原型が残る横からと比べると、ボロボロにされてしまっていますね。 |
後ろからみたトーチカ。後ろにも弾痕が見える。 |
トーチカの案内板。 |
登り切った先にはちょっとした展望台があり、その上まで行くと、普天間基地や海岸が見下ろせました。 |
普天間基地の滑走路には、特徴的な形のオスプレイが見える。 |
米海兵隊基地 普天間飛行場の解説。 |
常駐機にもオスプレイの表記が。 |
ここからは海側も見える。 |
位置図の石碑もありました。 |
その後、豊見城市の海軍壕公園(旧海軍司令部壕)に移動。 駐車場には、明らかに日本運用仕様じゃないバス(降車ドアが右側)とか居て、その後ガタイの良い欧米系男性主体の外人さん団体を見かけたから、多分米軍基地関係者も研修?とかで見に来ているのかな? |
海軍壕公園の全体案内図。 |
海軍戦没者の慰霊塔。 |
錨と参加部隊・参加艦艇が刻まれた石碑。 |
ビジターセンター入口。中の階段を降りると、壕への入口とチケット売り場などがありました。 |
今回訪れた際には、未公開個所の発掘遺留品特別展示をやっていました。 |
他にも常設展示と思われるものもあります。これは軍旗かな。 |
機関銃と銃剣かな? |
軍刀?など。 |
階級章と銃剣など。 |
砲弾など。 |
展示されている数字やデータを見てると、正直重い気分になってきます。 |
この先は壕の入口で、有料区域になります。 |
こんな感じでトンネルを降りていきます。この先携帯やスマホ以外は撮影不可でしたので、スマホで多少は写真を撮っています。 |
壕内はこんな感じ。手掘り感のするごつごつした岩面が、明るい照明をもってしても、当時を思い起こさせます。 |
通信室の機材の展示。 |
司令官室への通路。 |
下士官室。 |
こんな暗い壕の中でも、光がある所では植物が育つようです。 |
出撃の出口。ここから出撃していったのでしょうか。 |
作戦室への通路。 |
壕内見取図および順路図。ご覧の様に様々な展示の場所がありますが、非常に重い内容の場所もあるので、あえて全部は載せません。未見の方はぜひご自身の目でご覧になって見て下さい。 |
出口に向かう通路。 |
出口を振り返って。 |
出口には海軍壕売店があったのですが・・・。 |
お昼休みのため閉店中でした。海軍グッズが買えなかったですが、散財も防げた・・・のかな? |
その後南に下って、地元魚のマグロ丼などを昼食に頂きつつ、糸満市の平和祈念公園(平和資料館)とひめゆりの塔に向かいました。 |
平和祈念公園の駐車場に、この木なんの木のCMに出そうな木が。 |
平和祈念公園は修学旅行?の学生さんだらけで、資料館内は撮影禁止区域がほとんどで、基本的に写真は撮れなかったのですが、撮影禁止区画外でなんか特設の展示してて、そこは撮影禁止って書かれていなかったので、入口とポスターをパチリ。 |
てか、沖縄行く前に知っておきたかった内容かも・・・。まあ、日数と予算がないと色々と周れませんがね。 |
その後、近くのひめゆりの塔とその資料館にも遠征。ここも学生さんたくさんでした。 |
ひめゆりの塔。資料館内は撮影禁止のため、写真もありません。 |
ここからはオマケ。 久しぶりに羽田空港行ったら、空港の宣伝動画がオリジナルアニメで展開されてて、なんか始まってる感を感じたり。 |
帰りの飛行機でそこそこ出発が遅れて、夕飯を機内でと思い、沖縄らしいといえば言えるけど、他には売店に品が残ってなくて、ちょっと残り物感のある弁当を買ったり。 (でもこれはこれでなかなか美味だった。残ってたのは見た目に比べお値段が高く感じたのかな?) |
まあ、やっぱりせっかく沖縄だから、一応、島の海の海岸にも行きましたよ(写真は沖縄旅行時の実写ですがイメージです) 海の家でカレーなどを食す時も漢一匹感のある、あまり華のないビーチでしたが(泣) まあ、本来の目的は、こっちじゃないしね。 と云う訳で、限られた時間で戦跡等を巡りましたが、計画しても諦めた所も幾つもあり、まだまだ行き足りなかったというのが現実で、諸般の事情もあるから仕方ないけど、日本国内で地上戦で戦場となった場所だけに、展示の事実の重みが違う気がします。 以前原爆資料館をまわった時と同じような、やるせなく重苦しい気持ちとなるのも、まともな日本人あるいは平時の人間なら、ごく当然の反応なのでしょう。 対馬丸の所でも書きましたが、2024年2月現在、ウクライナやパレスチナの紛争地域で非戦闘員に対して起こっている状況が、自分自身と間違いなく繋がっている、かつての日本の日本人に起きていた事とリンクする感覚、戦争が及ぼす事実が他人事じゃない感覚とともに、じゃあロシアの様に実際攻めて来たり、中国や北朝鮮のように危険な挑発行為をする相手にどう対処するのか、と思うと、やはり武器を捨てる訳にもいかない、現実の狭間に立たされる気がします。 まあ、それはともあれ、コロナが明けて旅行に行けるようになったというような、ごく普通の事が出来なくなるというのが非常時であり、戦時でもあり、平和の尊さというのは健康にも似て、当たり前のことが当たり前にできるという、(実際なれば)見えやすいけど(ならない時は意識しないと)見えにくい事なのかもしれませんね。 |
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