|
|
|
|
|
|
|
英国海軍モニター「アバークロンビー級」は、1914年に起工し1915年に就役した対陸上支援を目的としたモニター艦で、アバークロンビー、ハブロック、ラグラン、ロバーツの計4隻が建造されました。
これらの艦に搭載された砲は、ドイツで建造中だったギリシャ巡洋戦艦「サラミス」に搭載予定だった米国製14インチ連装砲で、第一次世界大戦の勃発により行き場を失ったそれらの砲をイギリスが購入したことを受け、モニター艦の建造が開始されました。船体の建造期間は4ヶ月とされ、排水量6150トン、14インチ連装砲一基搭載、船体は魚雷防御を目的としてほぼ全体に渡ってバルジが張り出されているのが特徴で、速力は10ノットの計画でしたが、実際には6ノットでした。
完成後は4隻とも東地中海に送られ、ラグランは1918年に戦没したものの他は生き残り、ロバーツは実験目的のため1936年まで残存し、その名をその後の新造モニター艦に引き継いでいます。
(写真をクリックできるものは、クリックすると別画面で多少大きい写真が見れます)
|
|
|
|
|
|
|
|
当サイト初めてのレジンキットはイギリスのモニター艦、ということで、購入してから5年以上は積んでいたものですが、夜想亭さんの所で話題になったので、その勢いで組んでみました。一応改装時の仕様です。
川崎のペット・ショップという所のキットで、レジン製の船体と部品、プラ棒・主砲の挽き物などがセットされていますが、完成させるにはボートダビット等別途別キットの流用パーツが必要でした。
|
|
|
|
|
|
|
|
前方斜め上より。それにしても普通の戦艦などを見慣れた目からすると、なんともへんてこな形です。
あまり船に見えないので、当初はやる気の無かった手すりをつけて、なんとか船に見えるようにしようとしてみましたが・・・どうでしょう。
|
|
|
|
|
|
|
|
斜め前やや低い確度から。
ネットなどで写真をみると、現物はここまで幅広のバルジでは無いような気もしますが、初めてのレジンキットという事で、修正はおろか基礎工作もそこそこに(レジンの粉とか体に悪そうなので)今回はほぼそのまま組みました。
|
|
|
|
|
|
|
|
ほぼ正面前上方から。
連装とはいえ14インチ砲(36cm砲)を安定して撃つには、やはりこれくらいの幅が必要なのでしょうかね。艦橋部分の床は塗り分け分からなかったのでそのまま塗っちゃいましたが、多分濃いめの青みがかったグレイみたいな色で塗り分けだよなあ・・・。
後ろ側からの写真はこちら。
|
|
|
|
|
|
|
|
前方斜め上左から。
喫水線の塗装は、バルジ部分全部黒かなあという気もしましたが、バルジ部分にも窓の穴?があるので、黒で塗ったら目立たなさそうという事もあり、バルジ部分も喫水線の所だけの塗りにとどめました。15.2cm単装砲は5500tの主砲&15cm砲挽き物を、3.7cm単装砲は指定の部品を真似てプラ棒プラ板などで自作しました。
斜め後ろ側からの写真はこちら。
|
|
|
|
|
|
|
|
対地砲撃準備中、みたいな。
時代的には合ってない気もしますが、護衛の駆逐艦もつけてみました。
|
|
|
|
|
|
|
|
目標確認、砲撃準備中、みたいな。
まあ普通は護衛の船がこんなに近づく事は無いでしょうが。
|
|
|
|
|
|
|
|
艦後方より。
艦船レジンキットの問題といえば、塗装もさることながら一番の問題は反り。
初めてという事で、お湯やドライヤーなど色々な方法を試してみましたが、その時はよくても翌日になると戻っているという事が3回くらいあって、まあ反りもそれほどではなかったし、金属の棒をいれて固定とかまでする気力もなかったので、結局完全な修正は諦めました。
寝かし過ぎたのか、単に技術上の問題なのか、最初なのでともかく一応完成させる事で、個人的にはOKとしましたが、やはりレジンキットは上級者向けですねえ。
|
|
|
|
|
|
|
|
|