氷川丸は昭和5年に就航した12000tクラスの貨客船です。太平洋戦争時には特設病院船として徴用され、南方の危険海域でも活躍、終戦時に生き残った船の中では最大級のものでした。
戦後は引揚船任務ののち、客船として復帰、昭和35年まで就航し、横浜の山下公園にて記念船としてまたアミューズメント博物館として展示されていましたが、2007年から改修に入り、2008年春より再公開されています(公式こちら)。(写真をクリックすると拡大写真がみれます)

 

 

 

 
 
 
 

というわけで、前の練習帆船で白い船ずいてしまったのか、またもや白い船、病院船時代の氷川丸です。
今でも日本国内で見れる大戦を生きぬいた貴重な船ですが、貨客船時代の塗装ということもあって、私は2005年になるまで船内を見た事はありませんでした。
で、先日たまたま見る機会に恵まれ、ならば作るしか!という事で、作ってみたのです。が、まあ某例の板に出た時から、作る事は決めていて既にキットも購入済だったのですが、やはり本物見ちゃうと作らずにはいられないのが、モデラーの悲しい性なのかもしれませんね。
でもなぜか土産店には、私が行った時には氷川丸のペーパークラフトはあったけど、プラモはおいていなかったような・・・。

 

 

 

 
 
 
 

キットはハセガワのものです。確か初出は80年代位だったと思いますが、今でも優秀キットとして評価されているものだったような。船の顔たる艦橋の拡大写真はこちら
実際良く出来てるキットだと思いますが、一部の部品が今の目で見るとちょっと太めだったり、私が買ったのは船体が反ってたりと、多少の手入れは必要かもしれません。

 

 

 

 
 
 
 

後ろから。微妙に別角度はこちら
クレーンの棒を0.4mmのプラ棒に換えてみました。あとは箱絵を参考に赤い十字をイメージ重視で追加工作してみました。

 

 

 

 
 
 
 

艦後方斜め上から。真後ろから見た写真はこちら
グレイ塗りの部分は多分色指定間違ってると思います(泣

 

 

 

 
 
 
 

拡大図。
今回の甲板の色は現物見てきたので、ちょいと暗めに。甲板色+エナメル墨入れで。

 

 

 

 
 
 
 

艦前部から中部。一部デッキ内部の窓までモールド再現されているのですが、それを生かすには組む前に色塗り必須です(笑泣
救命船は一隻だけ違う型のがおかれているというのを見学に行って知り、再現を試みましたが、結果はいまいちでした(泣)キットのも一隻だけ型が違うのがあるんだけど、なんか場所が違うような・・・?

 

 

 

 
 
 
 

艦後部より。
かつて氷川丸見学にいくと、こんな感じのアングルが見れる桟橋を通っていく感じでした。2008年4月後の運営会社変更&改修後はどうなんだろ?(追記:あまり変わってないようです)
後部には船名があります。ちなみに船首の船名こちら。80年代キットでこれだけ細かい文字でも出来てるのは凄いのかな。
ともあれ、これでウチのサイトの艦隊にも病院船が・・・、はまあいいとして、戦艦や巡洋艦などの戦闘艦と並べると、大変に差異を感じました。まあそりゃ目的が違うんだから、形違って当然なんですが。あと、やっぱり病院船って、白い船体と赤十字、そして緑の帯が病院船たらしめているんだなと、つくづく思いました。つけるとつけないとでまるで感じがちがうんだもん。いわゆる記号化と言うものなのでしょうか、ナース服着せれば大抵の女性なら看護婦さんに見えるというか(オイ
でも、どんな人にも堂々と見せれる非戦闘艦や客船というのも、なかなかよいものですね(笑

 

 

 

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