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鳳翔は陸上機を運用する本格的な空母として、1918年(大正7年)の八六艦隊計画にて計画され、1919年(大正8年)末に起工、1922年(大正11年)に竣工しました。
当初から空母として建造された船としては、英国のハーミーズが1918年起工と鳳翔より早かったものの、第一次大戦の影響もあり竣工が遅れた為、鳳翔は世界初の、最初から航空母艦として建造され竣工した艦となりました。
反対側な画像こちら。
(写真をクリックできるものは、クリックすると別画面で多少大きい写真が見れます)
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フジミの鳳翔(新造時)です。
私の記憶が正しければ、ウォーターライン脱退後のフジミが初めて出したのが、確かこの新造時の鳳翔のキットでした。が、出来的には同時代発売キットと比べるとかなりあっさりしていて、発売当初はウォーターラインシリーズもまだ値上げ前なのに結構いい値段がついていた事もあって、興味はあったものの手は伸ばさずじまいでした。
その後値下げされ、さらに甲板デカール同梱版やエッチング甲板同梱版の限定版が出て、もともと興味はあったので結果的に両方買ったもののなかなか組むに至らず、その後2011年夏に改装後の鳳翔のキットが出ると聞き、限定版ニコイチで組んでみました。
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艦前方を斜め気味な角度から。
そんな訳でようやく組んだのですが、具体的には2個のうち、状態の良い部品を選びつつぬるい部品は自作or別製品使用、甲板はエッチング甲板、木甲板部分は木甲板デカール使用。クレーン部分は基部以外プラ棒で自作等々、基本デッチアップで、手すりのエッチングも付けてないのに、形になるまで随分と時間がかかりました。
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艦橋あたりを後ろ気味横面から。
船体の継ぎ目再現や艦橋のマスト自作などをやってます。煙突は可動式。
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艦の前方から甲板を望むの図。エッチング甲板だけに、通常のプラ甲板にはない鉄甲板部のモールド等が施されています。
甲板上にある起倒式の駒板は、偶然見た写真だと横幅のある板という感じだったので、幅のあるデカールでの再現にしてみました。・・・ちゃんと長さ測れよ俺orz
艦上の一〇式(十年式)艦上戦闘機は、大正11年〜13年頃風の塗装で、実験艦的な要素を持つ本艦なので、発動機前面に蜂巣型冷却器を持つ一〇式一号型らしきものと、胴体下にランブラン式冷却器を取り付けた一〇式二号型らしきものを比較対象&予備機+1という感じで計三機載せてみました。
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煙突付近。開口はしたものの、それ以上は特にやらず。蒸気捨て管もキットの部品を使用し、仮止めで妥協。
こう見るとエッチング甲板の薄さが出てるかも。でも必要性あるかねえ・・・。
ともあれ、初エッチング甲板は鳳翔で初体験させてもらいましたが、これって色々手間暇かかって大変ですね。当分は使わないかも。
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斜め上前方から。
白と赤のラインのデカールは、合っていない気もするけど、説明書指定であったので付けてみた(苦笑
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斜め上後方から。
艦後方の木甲板部分は、艦スペ鳳翔特集の作例を参考にしたものの、ここがこうなってる写真を見れなかったので、ちと不安。
甲板デカールをそのまま上から貼ってますが、段差もあまり目立たず、思ったよりは下の別モールドも出てない感じです。色もほとんど透けてないし、さすがはメイドインイタリーのカルトグラフデカールなのかな。
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斜め後ろから。
今回は鳳翔新規キット発売や、艦スペの新造時鳳翔作例があったり等、幾つかの要因が重なって、そこそここだわって作り始めたものの、このままじゃあ完成しないという事で、途中から完成優先に方針変更しました。お陰でなんとか完成したものの、工作的には当初の構想より不十分な部分もある感じになって・・・っていつもの事ですね(苦笑
ま、自分的には使おうと思った部品を使って完成したという事だけでも十分満足で、これで新しく出る方の改装後鳳翔もこころおきなく組めるというものですが、どうも先の大地震&その後の経過から、のんきに模型やってる場合じゃないだろ的な感覚もあり、心置きなく落ち着いて組めるようになるには、まだ時間がかかるかもしれません。
それはともあれ、ここ数年新キット続々のフジミですが、元をたどればWL脱退後の初キットはこの「鳳翔」ということで、色んな意味で礎の艦なんだろうなと感じました。
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