睦月型駆逐艦は峯風型・神風型駆逐艦の改良型として、1924年〜26年にかけて12隻が起工され、1926年〜27年にかけて順次就役した旧日本海軍の駆逐艦です。
前の型と比べ外観上の大きな差異はあまりありませんが、日本の駆逐艦として初めて61cm魚雷を搭載したほか、改装後は特型に似た丸みを帯びた艦橋となり、機関などのトラブルも減った為、より新鋭の駆逐艦が就役した後も一線級の駆逐艦として活躍しました。
(写真をクリックできるものは、クリックすると別画面で多少大きい写真が見れます)

 

 

 

 
 
 
 

ハセガワの駆逐艦睦月です。一月だから睦月、ただそれだけで組んでみました(オイ
似たような別角度の写真こちらとかこちら。背景も一月なんだから寒い方がいいだろうと雪景色で。おそらくパラオ諸島ではありません(苦笑
日本艦にしては珍しい迷彩の箱絵が目立つキットです。WLの駆逐艦シリーズにしては珍しくリノリウムの塗装指示があり、キットの出来も古いシリーズにしてはかなりいい方だと思います。なのでパテすら使わず素組み(マストや機銃や一部カッターは除く)したものを先のプリンツオイゲンに続き迷彩塗装で仕上げてみました。

 

 

 

 
 
 
 

前方やや斜め上から。
素組みといっても艦体の窓は開けなきゃいけないし、マスキングに手間かかるしで、3日位はかかってます。砲塔はどうしようかなあと思ったんだけど、手持ちに手ごろな換え部品が無かったのと、使えそうなキットは在庫の奥の方だったのでそのまま。でもこれはこれで、低いシルエットが強調されて良いかなあという気もします。

 

 

 

 
 
 
 

艦の前の方から低めの視点で。
白い部分は箱絵参照の手抜きモデラーらしく?、サーフェイサーのグレイにエナメルの薄く青っぽいグレイをウオッシングして表現。迷彩の資料は箱絵+その裏の塗装指示図のみで行ったので、他の資料と比べると部分的に異なるようです。

 

 

 

 
 
 
 

艦の上方から。
例によってリニューアルパーツ使用の指示は説明書に無く、換装して使っても微妙に取り付け位置がずれたりするのは手間です。それゆえ今回は換え部品のあるカッター類でも使ってない部分もあります。こういうのが嫌な人&ピンバイスを使いたく無い人(^^;)はピットロードの駆逐艦を作った方が幸せになれるのかなあ。

 

 

 

 
 
 
 

反対側の上の方から。
魚雷発射管はどっちを使うか迷ったあげく、元の方を使用。でも接着してないしリニューアルの部品も同じように塗装してあるので、すぐにでも交換は可能です。

 

 

 

 
 
 
 

今回不思議な出来事が起きました。製作中についうとうとしてふと目覚めたら、ご覧のとおり小人さんがでてきて張り線を張ってくれたんです!!・・・・・・ではなくて、塗装前日にサーフェイサーを薄くかけて乾燥のため窓の外におき、乾燥後再度吹いたら、こうなってました(笑
さすが人間業ではないだけに、非常に細かい出来です(苦笑)この精度で張れたら良いんですけどねえ。

 

 

 

 
 
 
 

艦後部より。
今回なにが大変だったって、なんと言っても塗装。
迷彩が、という部分もあるけど、この日は台風並みの低気圧の影響で物凄い北風吹きまくり。電車が止まる程だっただけあって、窓あけて塗装はおろか最終兵器?の自作塗装ブース使っても、時折強風が吹き込んできて逆流するので、ありえね!とか無駄に怒鳴りながらやってました。
そこまでしてもやったのは、翌日の撮影&更新も考えて、なんとしてもその日のうちに完成させておきたかったからなんですが、翌日は前日の嵐が嘘のような風も無い穏やかな快晴・・・ああ無常。まあおかげで予定には間に合ったのですが、これなら前日無理しなくてもよかったかも。電車を止める台風並みの北風でも、私の作業は止まりませんでしたが、どうせやるならぽかぽかとした暖かい陽射しの方が良いに違いないのです。春はまだかなあ・・・(製作当時1月)。

 

 

 

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