駆逐艦子日(ねのひ)は、ロンドン条約で制限された排水量以下で、出来うる限りの高性能艦を目指して建造された初春型駆逐艦の2番艦として、1931年12月に起工し1933年9月に竣工しました。
船体サイズの割に重武装の船だったため重心が高く、竣工の翌年に同じ設計思想の水雷艇友鶴が転覆する事故が発生したため、子日も重心を下げ武装を減らす改装が行われ、新造時の外観から大きく変化しました。
(写真をクリックできるものは、クリックすると別画面で多少大きい写真が見れます)

 

 

 

 
 
 
 

アオシマの初春型駆逐艦、子日の新造時(1933)が2010年12月に発売されてたので、購入して組んでみました。
以前この時期の子日の写真を見たとき、なんだか妙な胸のときめきを感じるかっこよさに惹かれた(笑)ものですが、外観はともかく結果としては一年保たなかった失敗作な訳で、確かレジンキットでは製品が前から出ていたとは思いますが、よくもまあプラモで出したなと心意気?を感じました。

 

 

 

 
 
 
 

艦前方を斜め気味な角度から。反対側的なアングル別画像こちら
特徴的な艦橋も再現され、(やろうと思えば)砲身に角度が付けられて側面にもモールド再現のある主砲・同じく側面もモールド再現のある魚雷発射管や船体および構造物など、かつてのアオシマからみれば頑張っているなとは思います。手にしたのは限定版でエッチングセットの品でしたが、とりあえず素組で組みたかったので、エッチングは使っていません。

 

 

 

 
 
 
 

前方から斜め正面ぎみ。似たような別画像こちら
この角度で見てると、なんだかロシア海軍に居そうな艦のような気もしてきます。

 

 

 

 
 
 
 

艦の前〜中央部・魚雷発射管付近。
自分の過去の記憶をさかのぼると、エッチング同梱のキットって、買ったらそれだけで満足して組まない傾向が強い上に、いざ組もうとするとエッチング大変だな('A`)となってしまうようで、今まで1つも完成させていない(どころか手付けてない)という事実に衝撃を受けました・・・。

 

 

 

 
 
 
 

後方ななめ上から。
例によって手間暇はかかりますが、時間かけて丁寧に作業してやれば、私みたいなおおざっぱ野郎でもちゃんと手に取れる形になるのはプラモの良い所でしょう。でも今回もなんだかんだで素組なのに大分時間かかりましたが・・・。

 

 

 

 
 
 
 

おまけ画像です。
駆逐艦として使えないならプチ重雷装艦にしちゃえば良いじゃない、と、あらかた砲を下ろして、余ってた手持ちの魚雷発射管をつけてみましたが・・・ただでさえ重いのにこれではますます重心があがりそうですね(苦笑

 

 

 

 
 
 
 

斜め後ろから。
フジミの新金型秋月ほど繊細なモールドではないですけど、良く言えばかっちりとして缶スプレー厚塗りでも潰れにくいモールドで、製品の出来としてもきちんと組めれば素組でも十分現行レベルの水準に達していると思います。でもメインマストと船体の合わせやカッター関連等、エッチングを意識したのか穴開け等の工作が必要な(私はやらずに直付けや部品修正で済ませましたが)部分があったり、カッター等のパーツは他に比べかなり質が落ちたり等、エッチング有りで組めばまた評価も変わって来るのかも知れませんが、以前に比べれば結構よく出来てるけど所々惜しいなあというキット、かなあ。
とはいえ、この艦が出るなら単装砲時代の加古や古鷹もアリでしょうし、なんでもフジミが2011年に未成艦の天城を出すらしいですし(その後発売されました)、1/700プラモで加賀三段甲板や曲がり煙突長門が現実の物になる時代も、いよいよ近づいて来たのかもですね〜。

追記:その後曲がり煙突長門は、長門1933_対空武装強化_屈曲煙突や長門1927としてアオシマから発売されましたね。1/350だと海外メーカーですがドレッドノートやタミヤ新金型大和も出てますし、かつての冬の時代に比べれば、まだまだ新規開発の勢いはありそうです。

 

 

 

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