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プリンツ・オイゲンは旧ドイツ海軍アドミラル・ヒッパー級重巡洋艦の3番艦として、1936年4月に起工され、1940年8月に就役しました。
就役後は、ライン演習作戦やツェルベルス作戦などに参加、終戦まで生き残りましたが、戦後1946年7月のビキニ環礁での原爆実験の標的艦とされて、ヨーロッパからから遥か離れた南の海でその生涯を閉じました。
(写真をクリックできるものは、クリックすると別画面で多少大きい写真が見れます)
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以前、ネット上某所でいつもお世話になっている某氏から、引越しの際に処分するのでという事で、未組み立てのキットをいくつか頂きました。その中から、今年(2006年)はドイツ年ということもありそれにかこつけてということで、なんとかひとつ年内中にほぼ素組みですが組んでみました。実は当サイト初の重巡洋艦かつ当サイト初のドイツ艦(俺艦除く)だったりします。
日本艦やその師匠の英国艦を見慣れた目からすると、なんとも異様な形でその上迷彩、今回はしてませんが本来ならこれにハーケンクロイツというわけで、完成した立体を目にした第一印象はなんかヤバくて悪役っぽい(^^;)&かなり強そう、な感じでしたが、しばらくこれに見慣れてしまうと他の船があっさりと感じてしまい、ビスマルクが3メーカーから出るほどドイツ艦の根強いファンが居る理由を肌で感じました(笑
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艦橋付近。こんなへなちょこ迷彩でも、ちょっと離れてみると結構感じが出ていて意外でした。
タミヤ製のとても評判の高いこのキット、構造物やマストの組み具合などはやはりタミヤと感心させられる出来で、組むだけならほぼストレス無く組めるキットだと思います(ただマニュアルの図に一部、訂正入っているもの以外にもマストのパーツの向きとか、艦載艇の向きとか、表の図と違う箇所があるような)。そんな素のよいキットなので、今回は組む方はほぼ素組みで、塗装の方を説明書の設定例にはあるけど、タミヤ公式サイトの商品紹介の方には出ていない、ツェルベルス作戦(チャンネル・ダッシュ時)仕様にしてみようと思い作業を進めたのですが・・・。
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艦橋部や煙突など上から。最初から抜けてる煙突、艦橋パーツの繊細さはさすがです。
タミヤのキットは、カラー指定もタミヤカラーでされているので、一部はその指定の塗料を使ったのですが、船体基本色のダークシーグレーはネットで調べた対応表を元に、使い慣れてる(という程でもないけど)ラッカー系のものを使ったのです。ところが・・・。
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艦の正面から。
対応表といっても、ネットで調べたせいかサイトによって対応色が違っていたり、同じ名前の色でも2種類あったりとなんだかすっきりせず、とりあえず隣駅からちょっと離れた所にある模型屋で、ダークシーグレー2種類のうち在庫のある方のカラーを購入して塗ってみた所、なんか箱絵のグレーと感じが違う・・・。
それに気がついたのは、船体の迷彩色を塗って比較してみた後。キャップのカラーの色は指定色と同じ感じで、試し塗りしたときもそんなに差は感じなかっただけにかなり凹みました。
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艦を上から前部側。
どうも参照した表が間違っていたのか、自分が読み違えたのか、対応表と言ってもあくまで近似色でこういうことがある事は話には聞いていましたが、年内完成を考えるとさすがにその時点での塗り直しは決断できませんでした。ちなみに船体迷彩の方は、対応色がその模型屋で売ってなかったため、やむなく手持ちのカラースプレーから似た色を選んだのですが、そちらの方は皮肉にもあまり違和感無かったりします。まあ箱絵も印刷なので若干違うとも言えるし、赤とか黄色とか根本的に違う色ではないので、実際それほど問題はないのですけれど、最初のイメージとの落差は結構ありました。
実は単に塗料のかき回しが足りなかっただけ、とか、隠ぺい力が薄いので裏地が出たせい、という初歩的なミスも未熟な自分だけに大いに考えられますけどね(苦笑
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艦を上から後ろ方面。
結構でかい船です。重巡とはいえ、金剛級戦艦に迫る全長だったりします。おまけ画像・手すりなしつながりでミニ観艦式(並べただけ)。
迷彩に関しては、説明書とネットで検索して引っかかったサイトの情報から。装備の状態に関しては同じくサイトと、模型誌の作例などを参考に。とはいえ今回はほぼ素組みなので、レーダーをエッチングに変えて艦橋にプラ棒追加した程度です。あと、木甲板部分のマスキングが大変でした。まあそれも出来が良いゆえ、みたいな所もありますが。
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艦後部より。
自分ではなかなか作らないドイツの船という事で、作っていてなかなか新鮮でした。作る機会をくれた某氏に感謝!
プラキット化はほとんどされていませんが、フランスやイタリアの巡洋艦や戦艦なんかも作ってみるとまた感じが違って、きっと面白いでしょうね(その後ピットロードからフランス戦艦がプラキットで出ました!仏・伊艦系のさきがけになるかな?)
それにしても最近(2006年末現在)タミヤは艦船模型に関しては元気が無くて残念です。ハセガワにしろアオシマにしろ、1/700でちまちまとですが新キットは出してくれているだけに余計抱合せ販売が目立ってしまいますが、これもウォースパイトが出る布石と思えばなんとか許せるかという気がしないでもないです(^^;)・・・などと言ってたら、その後2007年秋にレパルス出て、駆逐艦ヴァンパイアが出て、阿武隈も出て、さらには1/350雪風と続くようで、タミヤのやる気を確認(笑。これに続いて、近代化改装後なレナウンやウォースパイトも(ペース遅くてもいいので)出してくれるといいなあ。・・・いや、蛇の目なタミヤならきっと(ry
まあ、今のペースで作ってたら、あと20年は戦える!!な在庫になってきたので、本当に欲しいものでなければどのみち買えませんが・・・。
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