駆逐艦ヴァンパイアは、オーストラリア海軍の駆逐艦で、イギリス海軍が建造し第一次大戦後の主力駆逐艦であったアドミラルティV型の一艦です。
独立後イギリス海軍から多くの艦艇を譲り受けていたオーストラリア海軍に、1933年移管されました。
(写真がクリックできるものは、クリックすると別画面で多少大きい写真が見れます)

 

 

 

 
 
 
 

タミヤのヴァンパイアです。イギリス製駆逐艦とはいえ、オーストラリア海軍のWW2キットなんてのは、国内プラメーカでは初めてではないでしょうーか?
このキット、ご存知の方はご存知のように当初はタミヤのセット物限定のキットでしたが、その後比較的早く通常品として販売されたので、当初更新予定で組んでいたものが思ったより難物だった事もあって、代打として急遽素組みで組んでみました。横から見た構図こちら

 

 

 

 
 
 
 

斜め上から見た図。
タミヤの新しいキットだけあって出来は良いと思います。が、合わせる構造の船体は合わせ目埋めなど多少時間をかけて丁寧に組む必要はあるかも。
ポリキャップを砲だけでなく魚雷発射缶にも使用するなど、完成後も動かせる事を考慮されてる点は良いですね。でもそのポリキャップが若干緩めだとは思いますが、逆にキツイと軸が折れるのを恐れて使わなかったりするので、なんとも難しい所です。

 

 

 

 
 
 
 

目線の高さで前〜横辺りから。
艦構造部など部品の合いも特に問題になるような所はなく、モールドなどもシャープかつ適度な当製品ですが、仮に全くの素人さんが組むとなると、このシリーズ全般に言える事ですが、部品の細かさと塗装の手間は高い壁になりそうです。

 

 

 

 
 
 
 

反対側から見た、同じく目線の高さで前〜横辺り。微妙に異なる別写真こちら

 

 

 

 
 
 
 

斜め上より。
今回は脱缶スプレーの一環で、マスキングしない方法として、船体の塗り分け部分を筆塗りでいきました。筆塗り向きの塗料で、イギリス海軍色のライトグレイな色があったので、慣れない手つきで恐々と船体色に試してみましたが、途中からミスった時のリカバリー方法も判り、しょぼい筆塗りでも思ったよりはいける感じ。このキットは塗り分けも多少考慮に入れられた分割になってた事にも助けられましたが、筆塗りってかかる労力はマスキングとは別の面で大変かも。
もっとも最初は缶スプレーを全く使わない方向でいくつもりだったのですが、結局甲板や煙突上部や艦底の色、黒鉄色やサフなど多用してしまいました。自分のリアル環境では、脱缶スプレーの道はなかなか厳しそうです・・・。

 

 

 

 
 
 
 

後方より。
近年まさに嬉しい悲鳴な感じで新キットが続々と出ており、その内容も今回のキットのように、マニアックなものや以前の物に比べ高いだけの事はあると感じさせるものもありますが、実際組むモデラーの制作環境そのものについては、多少の進化はあれど、根本的にはあまり変わってないようにも思います。むしろエッチングなどの普及で長時間化?

 

 

 

| TOP |  WEB SITE TOP |