※2011年現在、当方自作模型ブースは、リアル事情等に迫られて記載の状態ではなく、窓枠の換気扇は再設置して隙間埋め等を施しつつ固定設置、ブース自体は分離式に変更となり、パイプもより径の大きいものに変わっていますが、参考等も鑑み記事は初回製作時のまま掲載しています。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


以前、塗装ブースを自作したのですが、出すのが面倒でなかなか使っていなかったので、このたび自室に極狭ながら一畳ほどの模型専用スペース(半分は模型用品専用物置状態だけど)を無理矢理設置したのにあわせて、塗装ブースも半固定型に改装してみました。
ブース部分には自作系ではよく使われている透明の洋服ケースを使用。値段は1200円位だったかな。ポリプロピレンという材質のせいか底面が格子状態でないにも掛わらず切るのが大変でした。スペースの都合もあって奥行きは浅めです。
換気扇のオンオフはブース右側下部分にスイッチ付きのコンセントを置く事でより手軽に。換気扇本体の開口部開け閉めもちょっと手を伸ばせば本体スイッチの紐に届くので、以前よりは使いやすくなりました。
ケースが透明で明るいのと、使っていないときは写真の様にフタができるのが良いです。ケースの蓋の真ん中に押しピン跡みたいなのがあったので、タミヤのシールを張ってごまかしています(^^;
(写真がクリックできるものは、クリックすると別画面で多少大きい写真が見れます)

 

 

 

 
 
 
 

使用時は上図みたいな感じ。使ってる限りはそんなに臭わないと思うんだけど、どこからともなくシンナー臭がしてくる気がするのは、どこか隙間が空いているせいか、それとも調色や掃除に使う薄め液やそれを含んだティッシュなんかが放置されているせいなのか。
基本は以前のものを引き継ぎつつ、温度計や湿度計やLEDのライトなど追加装備。ついでに写ってないけど試し吹き用の板も常設。さらにブース内側の各所にラップを貼って、汚れてきたら取り替えられるようにしてみましたが、うまくいくかなあ。

 

 

 

 
 
 
 

ブース部分と吸気ユニットをつなげている裏側部。
ブース本体についている黒い部品は確か照明器具についていた梱包材で、これがタミヤ製の塗装ブース用パイプにぴったり合ったのが今回の奇跡。窓を半開け状態にして、パイプが合うようにパーツ追加した従来の吸気ユニットを窓に取り付けてあります。半固定式な感じですが、一応パイプをはずして収納も可能です。この部分、普段は棚とカーテンの後ろになるのでそれほど目立ちません。後からパイプの径は換気扇にあわせて太くした方が良いのかなとも思いましたが。
もっとも、あり合わせの部材と未熟な自分の腕で作ったものなので、窓固定の密閉状態が大変よろしくなく、雨戸は締められるので台風とか来ても大丈夫だけど、ガラス戸が締めれないので部屋の防寒性能はがた落ち、この冬最も寒い日となった前日、私は風邪を引きました(泣)
この辺、まだまだ改良が必要のようです。

 

 

 

 
 
 
 

夜は☆★マークが浮かび上がるインテリアケースに早変わり(ぇ
100円コーナーで買ってきた3連装LEDライト、最初からケースのネジ山が切れてて返品したかったのですが、レシートをもらい忘れていたのでそれもできず、やむなく分解して塗装ブース用に転用したシロモノです。別途蛍光灯つけちゃうと明るさ的にも微妙で、昼間は無いよりマシ程度かな。それでも繰り返し使用を前提に充電式電池を使ってます。てか、これは実物より随分と綺麗に撮れています(^^;
まあこの先もうちょい手を入れれば、乾燥ブースも兼ねられそうな気はしますが、作業手順的にもできれば乾燥ブースは専用のが欲しい気がしますね。

 

 

 

 
 
 
 

以下おまけ。この塗装ブースを使っての初完成品です。
艦船模型更新といって何も無いのはアレなので、取り急ぎすぐ作れる物って事で、スカイウェーブシリーズの高速魚雷艇から英海軍のボスパーU型。パッカードガソリンエンジンを3基積み、最大速度は40ノット、150隻あまりが作られた魚雷艇です。
停泊姿勢のものを組んでみました。船体色は指定の色が手持ちのが切れていたので、同じような名前の色をもとに調色したものの、・・・塗ってみたらなんか濃すぎる灰色になってしまい、塗り分ける気力も落ちてしまったので一色のみで。塗る前までは大丈夫そうな感じだったのですけどね。

 

 

 

 
 
 
 

この所資料を見ると手が止まる傾向があるので、面倒なのもあって説明図&箱絵以外の資料は見ずに組んだ&塗ったのですが、同じセットの米国PTボートなんて説明図の色指定で甲板にタンを指定していたりして、確認してからでないと作れないなと思い未作成。こっちの魚雷艇もウッドブラウンの所合っているのかな??

 

 

 

 
 
 
 

てなわけで、細い系の部品を適当に細かい物へ置き変えた程度ですが、小物にも関わらず組み立てから塗装・仕上げまで丸一日かかってしまいました。
実は今回脱缶スプレーという事で、ほぼエアブラシのみで仕上げてみたんですが、調色や濃度調整、空気圧調整、塗装後の手入れなど、塗装以外の時間にこんな臭くて手間かかる事をやっているなんて、みんなバカじゃなイカ、とか思いたくなる位、手間と時間がかかりました。皮膜は薄いし塗装も細かいのは良いですけどね。
まあやってくうちに慣れるとは思うのですけど(最後の方はなんかブラシの手入れは楽しくなってきました(笑))。あと塗装ブースでラッカー系塗料使う以上は、普通の簡易マスクじゃなくて、ちゃんとした防毒防塵マスクは必須だなと思いましたです。

 

 

 

| TOP |  WEB SITE TOP | RETURN |