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戦時急造艦として作られた松型(丁型)駆逐艦をさらに簡易建造化した、旧海軍最後の駆逐艦。溶接ブロック建造の実施、量産に適したより直線的なデザインへの変更、鋼材の変更、工程数の節減、リノリウム全廃を始めとする艤装の簡易化などが進められる一方で、電探や聴音機などは最新のものが搭載された。
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私が始めて松型駆逐艦を知った頃、まだタミヤのキットはでていませんでした。模型屋さんの店頭で手にしたのは、フジミのキット。単装砲の主砲に、垂直にカットされたトランサム型の艦尾。他の日本駆逐艦には無い独特のフォルムは、当時の私を魅了してやみませんでした。タミヤのキットが出たときも、艦尾がトランサム型ではなかったので、最初は「これ松型じゃない!」と思っていた程です(苦笑)。が、やはり子供心にもこのキットは辛かったのか、憧れながらも買うことは無かったのですが、その後タミヤの松型を組んでみても、まだ一抹のもやもやは晴れず、ついにフジミの船体を利用して、自称「橘型」を―――あの日見た“松型”を目指して作ってみました。(この当時、まだピットロードの橘型はでていなかったのです)

 

 

 

 
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というわけで、フジミ&タミヤ2コイチの自称「橘型」「改丁型「改松型」(どれでもいいけど)です。2コイチの模型代合計よりも高い資料本(笑)を片手に、あとここのサイトを参考に作ってみました。が、昔見たフジミの船体イメージを生かす?みたいな感じでやったので、あまり橘型してないかもです。ていうか、普通はこいつをベースにはしないよなあ。
やっぱりというかなんというか、船体以外はタミヤ&部品セットからもってきています。その船体もかなり太めですが、過去の俺イメージ重視なので、軽く削った程度です。ちなみに艦橋は、以前アレにつかっていた奴に手を入れたものだったりします(^^;

 

 

 

 
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主砲の台座の所は木製っぽかったのですが実際はどうなんだろ。スプレーで色混ぜようとしたらコルクみたいな表現になってしまった・・・。
そーいやエッチングで窓枠専用の部品が売ってますね。微妙に高いけど、各種サイズあるのは魅力だなあ。

 

 

 

 
 
 
 

正面からの艦首。早速ナックルラインが出ていません(泣)一応サーフェイサーで段差をぬったんですがねえ。まあフレアが曲線でない所から松型ではないことだけはわかるかも(苦笑
ちなみに色は相変わらず缶スプレーですが、タミヤから工廠ごとのものが発売されたので、今回は呉のを使ってみました。

 

 

 

 
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艦橋部分。機銃銃身はすべて0.2mmパイプに換え、防弾版はてきとーにプラ板を切って雰囲気でつけてます。エッチング機銃高いしね。あと艦橋の上の部分もかなり適当。窓枠も窓の数も適当。マストはキットに無いので銅棒で自作ですが、こんなまともな形状のは作ったこと無かったのでかなりいまいちです。

 

 

 

 
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艦中央部。探灯照は例によって別途の透明部品より調達。その後ろのアンテナは困った挙句ピットロードの比較的最近のパーツセットから。細かすぎてこれの自作は私にはとても無理でした・・・。

 

 

 

 
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斜め上よりの全景。張り線もやるつもりだったのですが、手配したブツが大外れだったこともあり、今回は間に合いませんでした。できればやりたかったなあ。

 

 

 

 
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後ろ斜め上よりの全景。資料本には、改丁型なのにリノリウム部分にはそれらしい色の違うのが張ってある精密模型があったのですが、模型をもとに模型は作りたくなかったので(おおいに参考にはしましたが)、めんどいのもあり過去のイメージにあわせてあてにならない模型の箱の裏図ような状態で。でも資料本にはリノリウム全廃とは書いてあるけど、剥き出し状態と書いてあるわけでないし、何かが張ってあったと書いてあるわけでもないんだよなこれが。まあ単なる資料の読み落としかもしれないし、なにせこんなうちのサイトですから、考証にこだわったつもりでも、結局あてにならないというオチなんでしょうかね。

 

 

 

 
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艦の後ろより全景。そうなんだよ、この大胆にカットされた艦尾こそが松型なんだよ、とガキの頃刷り込まれたために、余計に1個作る羽目になった訳です。こんな事にならないように、お願いですからメーカーさんは資料本の要らない正しい考証の模型作ってください〜!!(その後ピットロードさんが作ってくれましたよ!!とりあえず素組みしてみた感じはこちら!)ちなみに普通にフジミの松型素組みするとこんな感じになります。
そんなわけでとっても大変でしたが一応宿題の一つがこうして終わった訳で、まあなんというかですね(意味不明)。そういや今回は上記で紹介したサイトが参考になった事もあって、珍しく作業中の奴も少し写真撮ったので、よかったらこちらから見てやってください。

 

 

 

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